権蔵温泉

山形県の温泉トップページへ

  【鶴岡市】長沼温泉 厚生館


和風旅館そのもの


玄関周り


湯船



湯船に15センチ程手を沈めてみた
鶴岡市郊外、というよりも旧藤島町の郊外にある温泉宿。

田んぼに囲まれた集落のなかに、なにげなく建っています。他に温泉宿はなく、観光地でもなんでもない、よくぞこの場所で営業しているものだと。

場所 鶴岡市長沼字宮前310-36

・施設
木造二階建ての純和風旅館。施設自体は奥行きのある大きな建物。

大人日帰り入浴300円(休憩なしの場合) 入浴可能時間不定。休業日、年末年始。

付近には、あんまり食べに行きたくならないようなラーメン屋と、営業しているのかいないのかわからないスナック「一」があるにはあります。

・湯
なにせ湯がごっつい強力なんです。宿の玄関を開けた途端に「うわ!アブラ臭がする」ってわかるくらいです。すげぇでしょ。館内全体にアブラ臭が漂ってまして、トイレの中でも廊下でも臭うのです。

2人も入ればいっぱいになるような小さな湯船がある内風呂。そこに源泉が抱負に掛け流されています。湯船のお湯はかなり熱め。

源泉名 長沼温泉
ナトリウムー塩化物強塩温泉
源泉温度 70℃ PH8.0
蒸発残留物25590mg/kgという成分の多さ。

出し過ぎた紅茶の様に濃い焦げ茶色をしたお湯。僅かに濁りのある透明湯。湯の華は観察できませんでした。強烈なアブラ臭あり。つるつる感なし。泡付きみられず。

いわゆる化石海水系の温泉なんでしょう。口に含むと、猛烈な塩味+明礬のようなえぐ味+舌がおえっとなるような苦みを感じます。

なんとなくドロドロしているかのように感じるほどの成分の濃さですから、浴後は肌がベタベタになり、猛烈に発汗します。長湯するとKOされそうです。

・感想
ここに行くのは実は2度目。前回は正月休みで、宿の前まで行きながら入浴できないという悲しさ加減。やっとリベンジできました。

ここは特徴のある温泉ですねぇ。女将さんもとっても気さくな方で好印象を持ちました。
(H18.8.13)